2004年2月1日日曜日

大いなる神






         2004年2月 主日礼拝より

      メッセンジャー:久松政一牧師
      (クライストチャーチ主任長老)







詩篇34編(ダビデがアビメレクの前で狂った様を装い、 追われて出ていったときの歌)3節には、  「わたしと共に主をあがめよ、われらは共にみ名をほめたたえよう」
こう書かれています。
 この “あがめる”、“ほめたたえる”という言葉には、英語では”マグニファイ”という言葉が使われています。
この言葉のもう一つの意味を見てみますと、”望遠鏡などで物を拡大する”という意味があるのです。
でね、この”マグニファイ”という英語は、拡大する、大きく力を増すとか、効果を増す、 とかそういう意味で使われているのです。
そしてもう一つ、聖書のへブル語で見ると、原語で見ましたら、 また素晴らしい意味が書かれてあるのです。
それは、 「大いなる、大きくする、成長する、登らせる」 こういう意味で聖書の中の“あがめる”という言葉が使われているのです。



+   +   +
さあ、このダビデがこの御言葉を用いた時に、その状況は最悪の状況だったのです。
自分の仕えているサウル王から追われて、もう本当に逃げ場がない様な状況の中で、 他の国の王様の所に逃げて行ったのです。
ダビデも一人の本当に弱いそういう性質を持っているということを、 私達は聖書を通して見ることができます。
 ダビデは、他国の王様の下で身をひそめていたのです。ところが、そこの王様の部下に、
 「こいつは、あの国のあのダビデではないか!」
と言われた時に、ダビデは自分の命を永らえさせるために気違いのふりをしたのです。 それを見てその王様は、
 「こんな気違いを私の所に置いておくのか。こんな者はもう他の場所へ行かせろ!」
と言ってですね、それで命が救われた。その時に歌った歌なのです。

 すなわち、一番自分が小さく見える時、自分が本当に弱い時、自分自身がもう、どうしようもない様な時に、 ダビデは 「マグニファイ!」 と言ったのです。
 
「大いなるかな、神様あなたは!」 と言ったのです。アーメン!

 マラキ書を見ますと1章5節に 「大いなる神」と書いてあります。
そこにはまさに、“マグニファイ”という言葉が 使われています。
「イスラエルの神は大いなるかな!」アーメン!ハレルーヤ!
比べられない。あなたの信じているイエス・キリストは他の何者とも比べられない大いなる神様。 そのように、あなたは信じていますか?

(そう信じること、)これが全てなのです。

聖書の神は宇宙を造られ、 銀河系を造られ、全てを支配しておられます。 私達は自分が本当に弱い時にこそ、
 「大いなるかな、あなたをあがめます!ハレルーヤ!」
と言うべきなのです。
そんな時、神様が放っておくわけがないではありませんか。
神様は、 それを見ておられるのですよ。
神様は見たいのですよ、あなたの真実を。
 「本当に私を愛していますか?私はあなたのために十字架に架かって命を捨てた。
あなたを罪から、呪いから救い出した。地獄に行かさないように、私はあなたを救った、 今もあなたを愛している。私の真実はいつも変わらない。けれども、あなたが私に対する真実はどうですか?」
と、神様は仰っています。

ね!愛する兄弟姉妹、私達のこの信仰は本気でなければなりません。
本物でなければ人生敗北してしまいます。

さあ、私達は主をほめたたえようではありませんか。 主をあがめようではありませんか。
あなたの状態がどの様な時であれ、あなたはこのお方を信じているのでしょう!

アーメン!私達はイエス様を拡大しなくてはなりません。イエス様は、拡大されるに値するお方です。
 「わたしは常に主をほめまつる、そのさんびはわたしの口に絶えない。」
ダビデが どんなに主に信頼したか、又、いかに主を大きく見たか。
それによって彼の人生は栄えたのです。

 アーメン! 私達の神は、大いなる神であるからヴィジョンを持っていいのです。
 世の中の夢や希望と違うのです。

私達がヴィジョンを持つなら、この様に神様がして下さると信じるならあなたのものになる!
だからクリスチャンは土の器(あなたの心)の中に大いなる神様をいただいているのです。
 ハレルーヤ!喜びませんか 皆さん。
私達はいつも喜んでいいのです。
なぜなら主は私達の大いなる神であるからです。信じていいのです。

アーメン! 失望する必要はないのです。必ず神様は、そうして下さるお方だからです。
 
 ただし、あなたが望遠鏡を反対に見ない限りです。
神様が救ってあげたいと思っても、 あなたがそのお方を呼ばないなら、又、あなたが、大きい方から望遠鏡をのぞいているなら、 イエス様は小さくなってしまいます。

私達の神は宇宙をお造りになったお方、 全てを支配していらっしゃるお方が、あなたの神です。
アーメン!ハレルーヤ!もう私達はこれからどんな時にも「マグニファイ!」と、言いましょう。
 「神様をあがめます!」ハレルーヤ!私達の神様はあがめるべきお方です。大いなるお方です。主を賛美します。
+   +   +
9月11日のニューヨークのあの大きなビルが二つ倒れて多くの人が亡くなられましたね。
その時に実は、シンバラ先生の教会に何度か足を運んでいた、一人の女性がいたそうです。
 その事件が起こる前に、彼女はイエス様をはっきりとはまだ信じていなかった。 まだ求道中であった時に、その事件が起こるのですね。

 最初に崩れたビルの50~60階あたりで、その日彼女も働いていました。
そして突然彼女の上の80階ぐらいの所に最初の飛行機が突っ込みました。
そして、もうてんやわんやで色んな ニュースが交錯してね。
そんな中で安心していいって言うようなことも言われたけれども、 多くの人達が下の方に降りて行っているので、彼女も最終的には降りて行ったのです。

その途中でダーッ!そしてもうガレキの下。何人か助かった中の、最後に助け出された人がその人だったのです。
 だから彼女は生き証人です。そしてガレキの下で彼女はもう何日もね、じーっと耐えて動けなかったそうですね。 大きなコンクリートに押さえられて動けなかった。ある時に、
 「おーい、誰かいないかー!?」
と言う声が聞こえて、彼女はもう一生懸命声を出したそうですね。その中で一人の男性がやって来てくれて、
 「私は、○○消防士のポールです。」
そしてもう一人の人に、
 「僕はここにいて、彼女の手を握っておいてあげたいから。この人、僕達が行ってしまうと恐れと不安で、 恐怖心におののくから。君、早く連絡してあげてくれ!」
と、他の人にそう言ったそうです。そして、ずーっと彼女はね、 そうして手を握られているとものすごく嬉しくてね、 話をしたそうです。そして、ある程度の時が経った時に、たくさんの人がやって来て、 慎重に、慎重にその人を救い出したのです。

 もう全米で大ニュースになりました。まだ生きている人がいた!それはもう嬉しい事ですね。 多くの人達が死んでいった中でまだ生存者がいた!そして彼女は病院に入れられ、 病院の中で本当に彼女は感謝をしたわけですね。そして彼女は来られた方々に、お願いをするのですね。
 「すみません、私を本当に励ましてくれて、そして手をずうっと握っていて下さった方がいました。 その方がいなかったら私はもうだめだったでしょう。その人は○○消防署のポールさんっていうんですよ。 そのポールさんを呼んで来て下さいませんか。」
って言うんですね。
 「分かりました。調べてみましょう。」
そして、その人達が調べて帰って来たのですけども、
 「そんな消防署もないし、そんな名前の人は誰もいません。」
彼女は分かったそうです。これが、主だったと。

 アーメン!素晴らしいですね皆さん。主は大いなる方です!どんな状況の中にあっても、 私達を見捨てることをなさらない。彼女はそれによってイエス様を信じて、今、 ブルックリンのシンバラ先生の教会で、大いなる恵みの中でクリスチャン生活を していらっしゃるということです。
そして、その方が来年の7月ぐらいに、 ゴスペルクワイヤーの人達と一緒に日本に来るということを約束なさったそうですね、 シンバラ先生と。
彼女が生き証人として、日本に来年来るそうです。大いなる方はイエス様です。

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